年譜をデータベース化

■マグリットの個々の作品を理解するには、やはり年譜を紐解く必要があるのではないでしょうか。いくつかの文献を参考にしながら、マグリットの年譜を作成中です。
■いわゆる年表って普通は横に長く、あるいは下に長く表になっていますよね。簡単な略年譜は、マグリットの画集や図録の巻末に必ずついています。これらを参考になるべく詳細な年譜にしつつ、人物や場所などの事項で検索できるようにしています。
■いろいろな人物や主義主張との出会い、その影響を知るために、年譜の西暦をクリックすると、その年の作品も同時に検索できるようにする予定です。
■また最終的には、マグリットに限らず、デルヴォー・キリコなど他のシュルレアリストたちを加えた総合年譜とすることも考えています…。構想は大きいのですが、なかなか時間がとれないのですが。

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※現在1922以前及び1948-1967まで公開しています。順次登録、データ追加しています。

参考文献と解題


『ベルギーの巨匠5人展』マグリット年譜144-149ページ 英文182-186ページにあり。
→デヴィド・シルヴェスター「ルネ・マグリット・カタログ・レゾネ」、ロンドン、メニル財団&フィリップ・ウィルソン出版、1992-1994年に基づきウィリー・ヴァン・ブッシュが作成
■『ルネ・マグリット展1988』ルネ・マグリット年譜183-186ページ
→マルティーヌ・ジャケ編、近藤幸夫/訳。写真数枚を年譜内に掲載。
『マグリット展2002』ルネ・マグリット年譜150-155ページ
→渡辺純子/編。1998年ベルギー王立美術館で開催された「ルネ・マグリット」展図録(英語版)をもとに編集・加筆したもの。
■『ルネ・マグリット展1994』年譜261-263ページ 264-265に英文
『Magritte』Sarah Whitfield/A. The South Bank Centre Chronology p299-315
→カタログレゾネに基づき編集。英文ですがかなり詳しく作成されています。
■『マグリット』ジャック・ムーリ(タッシェン・ジャパン) 年譜 210-213ページ
→写真数枚を年譜内に掲載。コンパクトにまとめられた年譜といえる。別に年代順展覧会リストが215-216ページにあり。
■『マグリット』マルセル・パケ(タッシェン・ジャパン) ルネ・マグリットの生涯 90-93ページ
→写真数枚を年譜内に掲載。
■『マグリット展1982』巻末に「マグリットの年譜」あり ページ2枚程度の略年譜です。
■『ルネ・マグリット展1971』巻末に略年譜 ページ1枚程度の本当に略年譜です。
■『世界の巨匠シリーズ Magritte』A・M・ハマハー/著 美術出版社 略年譜 59-64ページ
■『骰子の七の目1巻 ルネ・マグリット』BIOGRAPHIE DE RENE MAGRITTE 86-87ページ
■『ルネ・マグリット画集』(筑摩書房)年表 41-45ページ
 峯村敏明/編。いくつかのマグリット自身の文章や関連記録を訳出して、初期や第二次大戦前後の特殊な状況を理解できるように工夫されています。

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